陳式心意混元太極拳(略称:混元太極拳)は、陳発科先生から伝授された陳式太極拳と胡耀貞先生から伝授された心意六合拳と内功を融合させ、更に中国古典哲学「太極陰陽の理」と「運動生物力学の原理」に基づいて馮志強先生が編纂した太極拳です。

　混元太極拳の主な特徴は「混元」です。
〜混元とは〜
1.宇宙万物を生み出す元素
2.先天の気が渾然一体となった太極の本来の姿
3.全ての事物が混合してまん丸になった状態
4.先天、後天、有形、無形、内部、外部が全て中央に集まり混ざり合って一気を成した状態
5.全体が一致して円形運動を成している
6.太極拳を含む内家拳の修練者が目指す「混元一粒」に達した高いレベル

　上記の「混元」を理解し、全身整って円形運動ができるようになって初めて「太極」を成し「混元一粒」の域まで達することができます。

　従って、太極陰陽の"理"を通して太極の"拳"を練習しなくてはなりません。『理は拳法の導き、拳法は実践の積み重ね』本物の太極拳を体得するには太極の拳によって太極の理を実践していきます。

当会の各教室では「混元内功」と「混元太極拳」を1時間づつ練習しています。